2022/12/12 10:09:00
予想
【part④】今更ですが、マインクラフト始めました。
投稿者:かいや4,953 VIEW
2022-12-12 10:09:00
【前回までのあらすじ】
新しい景色を見に冒険を始めた。最初の試練、深い谷を橋を使って乗り越えた。
さらに歩き森を抜けると、そこには自宅から見えたた景色が広がっていたのだった。もう少し先に進むと黄色い砂浜が広がっていた。無心で砂を掘っていると突然暗い世界が広がった。とりあえず寝床を作ろうとすぐ横になった。
■ゾンビの襲撃
石の大地に居を構えてから数日が経った。
周辺を探索してわかったのは、この付近は前よりも敵が多い気がした。なんとなくだが、あの洞窟が原因のような気がする。一度調べてみる必要がありそうだ。ボクは石の剣とたいまつをチェストから持ち出すと洞窟へ向かった。洞窟の中は真っ暗で何も見えないが方々からうめき声は聞こえる。やっぱり奴らはここから出てきていたんだ。壁にたいまつを挿しながら進んでいくと暗闇の向こうには敵、敵、敵。ああ間違いない、ここが発生源だ。無尽蔵に湧き続けるゾンビたちに向かって石の剣をやみくもに振り回しながら、真っ暗な洞窟を進み続ける。そこに鎮座していたのは怪しいブロック。これか、元凶は。ボクはブロックに歩み寄ると迷いなく叩き壊した。もううめき声は聞こえない。これで平和が訪れたのだろう。足取りも軽く帰宅したのであった。
悲劇は翌日の朝に起こった。地下室のベッドを出て意気揚々と階段を上がり、玄関から一歩出てドアを閉めようとした瞬間、緑の何かが視界に入った。振り返ると緑のアイツはすでに光りはじめていた。慌てて走り出すものの間に合わず、爆発に巻き込まれてボクは死んだ。
■山を越えて
ここに来てからずっと気になっているのが北の方に見えている雪山だ。遥か彼方、ものすごく遠くにそびえたつ山。ここからでも見えるんだからかなり高い山であることはわかる。オープンワールドゲームは遠くからでも視認できる巨大なランドマークが付き物だし、そういう場所には決まって何かがある。あの山へ行けば何かがあるのかもしれない。このゲームに限ってはそんなことはないのかもしれないが、さしあたっての目標としては悪くない。あの雪山を目指してみよう。そうと決まればさっそく準備だ。
今回も陸路を歩いてもいいが、せっかく水辺のすぐそばなんだから海路を使ってみたい。少し戻って材木を集めてくるとボートを作り上げた。試しに乗ってみたらなかなかスピードが出る。これなら思ったより遠くまで行けそうだ。地下室に戻って荷造りを済ませ、玄関を閉めたらいざ出発。今度は緑のあいつはいない。そうそういてたまるか。ドアを閉めると、少し寂しいような気持ちと、まだ見ぬ場所への期待が入り混じった感情がわいてくる。それほど長く住んでいたわけでもないけれど、自分で作った家だ。愛着はある。でもしばしのお別れだ。なんだかキャンプをしながら旅をしているみたいな気分になる。『Minecraft』とは、こういうゲームなのだろうか。